指導者コラム #2「成長」岩本昌樹

Q.1:選手経歴を教えてください


幼稚園の頃からサッカーをはじめ、大学までサッカー部でプレーをしていました。
大学卒業後に、関東1部リーグの社会人チームでサッカーをしながら、友達の誘いでフットサルをはじめました。

最初はサッカーのトレーニングのつもりではじめたフットサルでしたが、大きな大会で優勝したり、日本代表の候補合宿に呼ばれたのをきっかけにフットサルに転向しました。
代表の候補合宿で、まわりの選手のレベルの高さに衝撃を受けて、サッカーをやりながらこの選手たちに勝つのは無理だと思い本格的にフットサルだけに専念するようになりました。

日本である程度結果を残せるようになり、海外でプレーしたい思いが強くなり、26歳のときスペインのチームにプロテストという形で1週間練習参加し、運良く契約することができました。
当時、フットサルのスペインリーグでプロ契約した選手は僕がはじめてだったので、わからないことや大変なこともたくさんありましたが、毎日の練習や試合、日常生活でもとても刺激的なことばかりでとても充実したスペイン生活をおくれました。

日本に帰国後は、もともといたバルドラール浦安に復帰して二度の日本一も経験させていただきました。
22歳からフットサルをはじめて42歳まで20年間現役でプレーして、引退後はサッカー・フットサルのパーソナルトレーニングをメインに指導者としての活動を本格的に始めました。
現在は全国で、プロ選手や世代別日本代表選手からジュニアの選手まで、さまざまカテゴリーの選手に向けてトレーニングや普及活動をしています。

Q2:フットサルからサッカーの育成をどう繋げていますか??

フットサルをそのままサッカーに持ってくるというよりは、トレーニングや技術をどうサッカーに落とし込めるかを常に考えながらやっています。
幼少期にサッカーフットサルを両方プレーしている選手が多い南米やスペインなどの選手たちのプレーや、海外の指導者のやり方や考え方などはすごく参考にしています。

技術や個人戦術を緻密に深掘りしてトレーニングしたり、展開を逆算して考える判断やそのスピード、プレーの連続性など、展開が速く対人の局面が多いフットサル的なトレーニングは個の育成にすごく活きています。

フットサルはサッカーに比べて、ボールに触れる回数や、オフザボールやディフェンスの局面などでも、ボールに関わる頻度が6倍多いと言われていて、ジュニア年代の8人制サッカーはコートが狭く人数も少ないことから、サッカーに必要な総合的な能力を伸ばすのにとてもいい影響があると思います。

Q3:METAサッカースクールで現在定期的にトレーニングしているのはどんなこと?

担当している個人スキルのクラスでは、身体とボールを自由に扱う身体操作が身につくように、コーディネーショントレーニングとボールタッチなどのボールコントロールのトレーニングは毎回入れるようにしています。
あとは、相手との駆け引きでDFの重心の逆を取れる選手になれるように、ドリブルや動きのバリエーションは細かく伝えるようにしています!

Q5:METAサッカースクールの選手たちへにどのようなことを伝えていきたいですか?

自分が成長することにフォーカスして少しずつでも今の自分より成長できるように日々努力してほしいです。
そして、小学生年代でサッカーのベースを身につつけながら、個性を磨いていくのと同時に、プレーだけではなく人としても魅力のある応援される選手になってくれることを期待しています!

Q7:岩本コーチから育成年代の選手へメッセージ

サッカーをとにかく楽しんで夢中になってプレーしてください!
ずっと情熱持ち続けて継続することができたら、きっと自分の求めてる道が見えてくると思います。
自分の可能性を信じて、できない理由を探さずにチャレンジし続けてほしいです!
それから、まわりの支えがあってサッカーができていることを忘れずに、常に感謝の気持ちを持ってこれからもがんばってください!
応援しています!

指導者コラム #1「挑戦」阿部祐希

Q.1:選手歴、指導経歴を教えてください

小学校1年生の時に通っていた幼稚園のサッカークラブに入り、4年生で本格的に地元の少年団でチーム活動を始めました。ジュニアユースは何チームかセレクションを受けましたがすべて落ち、地元の中学校サッカー部に入りました。中学校のサッカー部では本当に良い仲間に出会い、今でも仲良くさせてもらっています。

高校に上がるタイミングで公立高校の受験に失敗し、すべり止めで受かっていた埼玉の西武台高校に入学しました。そこで運良く2年生から試合に出していただき、全国高校サッカー選手権でも埼玉県代表として出場し、大学は日本体育大学サッカー部に進学しました。

大学では指導者の方達に恵まれ、寮生活をしながら4年間サッカーに没頭しました。卒業のタイミングでこのままサッカーを辞めてしまうのはもったいないと思い、大学の先輩であったMETAメソッドダイレクターの酒本さんに紹介していただきスペインでサッカーをすることになりました。
23歳のタイミングでスペインのカタルーニャ地方に渡り、2シーズン5部のチームでプレーしましたが、怪我が多く選手としてはそこで引退しました。

その後、指導者を目指してバルセロナ大学院でサッカーを学びながら現地のクラブチームでコーチとしての活動を始めました。

日本に帰国後、ジェフユナイテッド千葉の強化スクールであるエリートプログラムでお世話になり、今は城西国際大学のサッカー部でコーチをさせてもらっています。

Q2:なぜスペインに渡ったのですか??

2010年にスペイン代表がW杯を優勝し、当時リーガエスパニョーラのレベルがかなり高かったので、世界から若くて良い選手が集まっていると聞き、そこで勝負したいと思いメソッド責任者の酒本さんに紹介していただきスペインに渡ることになりました。

Q3:現地スペインと日本のサッカーの文化の違いは?

自分の住んでいたバルセロナでは小さな街ですが3つ通りを跨げばサッカーグランドがあるほどチームやグランドが多く、ほぼ全て人工芝です。なので幼い頃から週末はサッカーをプレーするか観るかの環境が整っています。

Q4:育成年代の日本の選手とスペインの選手は何が違う?

大きく違いを感じたのは頭の中がきちんと整理されている事です。

自分が経験したことも含め、ボールを扱う技術やスピードなどはそこまで違いはありません。ただスペインの選手は試合中に今何をしなければならないのかをプレーしている選手がきちんと理解できていてそれを個人だけではなく、チームみんなが幼い頃から理解しています。なので大人になるにつれて考えるよりも先に体が先に動き出します。
ただ、日本の選手が幼い頃から状況によって何をすべきか理解できればとてつもない可能性を秘めていると思います。なのでMETAに通ってくれている選手達の将来がとても楽しみです。

Q5:METAサッカースクールはどのようなスクールですか?

METAに来たら必ず成長できる。をモットーに日々のトレーニングに取り組んでいます。みんなが成長できるように協力、サポートできるコーチ達が揃っています。サッカーを楽しむことを忘れない、その中で本気でチャレンジして上手くなる、そんなスクールです。

Q6:METAサッカースクールでは何をこだわって伝えていきたいですか?

まずはサッカーを楽しみ、スクールのコンセプトでもある世界の舞台で戦える基盤を作り、その中で1人1人の個性を出し、誰が見ても試合の中で違いを作れる選手を育てたいです。

そのための試合で必要な技術、コンセプトをMETAで学んで欲しいなと思います。

Q7:阿部コーチから育成年代の選手へメッセージ

サッカーを心の底から楽しみましょう。ただ、本気で取り組まないと本当の意味で楽しむ事はできません。

その中で挫折や葛藤があると思います。僕もそうであったように自分にとってマイナスが事が起きた時も素直に正しい努力を積み重ねていけば必ずどこかで報われる瞬間が来ます。なので育成年代の選手は先の目標を見据えながら今できることをコツコツと積み上げてほしいです。